マンションやワンルームにも自然に置ける「手のひらサイズ」の仏壇 大切な人やペットを想う時間を、日々の暮らしの中に。

想いが伝わる、お仏壇。てのひら仏壇


ここでは、てのひら仏壇が生まれるまでの背景と、
そこに込めた想いを
ご紹介します。

祖母と、お仏壇のある日常

私の祖母は、
大きなお仏壇の前で、
毎日、手を合わせて暮らしていました。

それは特別なことではありませんでした。

朝の支度の前に。一日の終わりに。
祖母にとって手を合わせる時間は、
暮らしの中に自然と溶け込んだ、
ごく当たり前の時間だったのだと思います。

やがで祖母は、高齢者施設に入居することになりました。

慣れ親しんだ本や身の回りのものは持って行くことができても、大きなお仏壇を持って行くことはできませんでした。

お仏壇とともに生きてきた祖母にとって、それは単に「物がなくなった」ことではなく、日々の中にあった、誰かを想い、手を合わせる時間まで失われてしまうような出来事だったのではないか。

そう感じたことが、始まりでした。

「想う時間を、暮らしの中に残すことはできないだろうか。」

その問いから生まれたのが、
てのひら仏壇です。

お仏壇は、「誰の」、「いつ」のためのものだったのか

お仏壇は、
亡くなった後に用意するもの。
そう思われることが少なくありません。

けれど、祖母の暮らしを思い返すと、
それだけではなかったように感じます。

お仏壇の前で手を合わせる時間は、
悲しみのためだけだったのでしょうか。

感謝を確かめること。
願いを静かに置くこと。
そして、自分自身と向き合うこと。

それはすべて、日々を生きるための
時間だったのではないでしょうか。

その意味や想いは、
人それぞれ違っていていい。

お仏壇は、
それぞれの「私」が、
自分の想いと向き合いながら
生きていくための場所なのだと考えています。

「想いとともに生きる、お仏壇。」

てのひら仏壇が生まれるまで てのひら仏壇が生まれるまで
祈りの場にふさわしい静けさ

滋賀/長浜という土地と、浜仏壇の文化

私たちが暮らす滋賀県長浜市周辺は、
古くから浜仏壇と呼ばれる仏壇づくりの文化が根づく地域です。

この地域では、
お仏壇は特別な日にだけ向き合うものではなく、
日々の暮らしの中で手を合わせるための
身近な存在として受け継がれてきました。

朝や夕方に手を合わせること。
亡き人や家族を想うこと。
感謝や願いを静かに言葉にすること。

そうした時間が、
暮らしの中に自然にありました。

浜仏壇は、完成した形を置いて終わるものではなく、
手入れをし、修繕し、整え直しながら、
家族とともに使い継がれてきたお仏壇です。

浜仏壇のつくりにあった、ひとつの考え方

浜仏壇の特徴の一つに、
部位ごとに分かれ、
一つひとつを取り外すことができる構造があります。

それは、単に組み立てやすくするための
仕組みではありません。

傷んだ部分を修繕すること。
必要に応じて部品を交換すること。
住まいの変化に合わせて移動すること。
次の世代へ受け継ぐこと。

長く使い続けるために、
整え直すことを前提とした構造です。

暮らしが変わること。
住まいが変わること。
家族の形が変わること。

浜仏壇は、そうした変化を受け止めながら、
手を合わせる場所を未来へつないできました。

完成して終わるのではなく、
手を入れながら使い継いでいく。

その考え方に、
てのひら仏壇は学んでいます。

必要なときに、必要なかたちで。組み立て式

浜仏壇の想いを、てのひら仏壇へ

てのひら仏壇の、
部材を一つひとつ手に取り、
自ら整えることができる構造は、
浜仏壇のつくりに学びながら、
現代の暮らしに合う形へ再設計したものです。

完成品を置くだけではなく、
使う人自身が手を動かし、
手を合わせる場所を整えていく。

その時間もまた、
大切な人へ心を向ける時間になると考えています。

小さくするために、
お仏壇としての意味や品位を削るのではない。

職人の手仕事、
素材の質感、
仏壇本来の建築的な形を受け継ぎながら、
暮らしの中に置きやすい大きさへ整える。

てのひら仏壇は、
浜仏壇が受け継いできた構造と思想を、
今を生きる人の暮らしへつなぐ
新しい形のお仏壇です。

今を生きる人のために

てのひら仏壇は、
今を生きる人が、
暮らしの中で自然に手を合わせるためのお仏壇です。

実家の大きなお仏壇を
自宅へ引き継ぐことが難しい人。

マンションや賃貸住宅、
高齢者施設など、
置く場所が限られている人。

従来のお仏壇には距離を感じながらも、
亡き人や大切な人を想う場所は持ちたい人。

暮らしや住まいが変わっても、
その都度、整え直しながら使うことができます。

修繕し、手入れをし、
必要に応じて受け継いでいくこともできます。

小さいから便利なのではなく、
小さくても、大切な想いを丁寧に表せること。

暮らしの変化に合わせながら、
想う時間を未来へつないでいけること。

それが、てのひら仏壇の目指す姿です。